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とりあえずです


htmlをどうにかする時間ではないので追記に新作をあげます。
まだ途中です。
少しばかり長め?になる予定。

原点にもどりました。
あとあの歌に感化されました。

GLすばらしい。

ではでは、続きでどうぞ。


あと毎日拍手ありがとうございます!!
W.o.r.l.d i.s m.i.n.e


 「キミたち、わたしのしもべにしたげてもいいわよっ」

 そう言ってあげたのに、幼稚園の誰一人としてわたしの周りに集まらない。何よ。ここには僕になる資格がある奴もいないのね。
 そう思っていたら、ひとり、寄ってきた。

 「僕が、なってもいい?」
 「………キミがぁ?」

 顔は上々。流行りの中性顔ってやつだわ。だけど、弱そう。こんなんで、わたしを守れるかしら。

 「わたしのしもべになるにはね、強くないといけないのっ!ねぇちょっとそこの男子っ」
 「なんだよ……女王様遊びに巻き込むなよ……」
 「この子と戦ってっ!」
 「は?やだよ。東雲強いもん。全国空手一位だぜ。勝てるわけねーよ」
 「……そうなの?」
 「うん」

 にっこりと笑って認める。笑顔も合格ね。いいわ。顔がよくて強いなら、しもべで。

 「いいわよ。じゃあわたしのしもべにしたげるわ」
 「ありがとう。がんばるね」





 それが出会いだった。あれからずっと、東雲はわたしの側にいる。わたしを中心に回る、わたしのための世界で。ずっと一緒。
 東雲はそれはそれは美しく育ったけど、一つだけ、問題があった。
 「ちょっと!しの、遅い!」
 「ああごめん。ひめさまの好きなお菓子あるから、許して」
 にこにこ言って、私の好きなチョコを差し出す。また新作だ。仕方ないから、もらってあげるけどっ。
 こんなに格好良くて、完璧なのに。そうよ、わたしに相応しいようにずっとずっと調教したんだもん。
 それなのに。
 東雲は、女の子だった。
 それに気づいたのは、つい最近。高校生になってから。
 だってそれまでは東雲の御父さんが経営する私立学校だったから、東雲はずっと男子の制服を着ていて、男子の授業を受けていて。
 男の子だと思っていたのに。
 そりゃ、声は少し高めだし、華奢だし。
 でも今更しもべを手放すわけにもいかなくて、結局ぐだぐだで一緒に居る。
 「ひめさま?どうしたの?」
 「別にっ!何でもないわよっ!」
 最近、東雲にどう接していいのかわからない。今まで女のしもべも友達もいなかったし。そもそも友達なんて必要ないし。わたしには、しもべがいればいいの。そうしていつか、おうじさまと結婚する。それが夢なのに。
 わたしはもう高校生で。
 おうじさまなんて、一向に現れない。
 何でよ。
 「キミが全部悪いのよっ!」
 「はい。ごめんね」
 また、笑って流す。
 東雲は、いつだって笑っている。わたしが何を言っても、わたしが何をしても、笑って許してくれる。
 でもたまにそれが、無性に腹立つのよ。本当にわたしの言葉、聞いてるの?
 「嫌い。しのなんて嫌いっ!今日は一人で帰る。ついてこないでね」
 「危ないよ。離れて歩くから、送らせて」
 そんな風に紳士的に振る舞っても無駄よ。だって東雲。あなたは。
 「しのだって危ないでしょ。わたしと同じ、女なんだから」
 「僕は強いよ」
 「でも女の子じゃないっ!おうじさまにはなれないじゃないっ!!」
 何も、わかってくれない。
 なんでわかんないのよ。
 今までずっとそばにいたくせに。
 それともそれが答えだって言うの!?